今まで見た中で最も興奮したカーリングのショット

いよいよソチオリンピックカーリング競技が始まりました。
インフルエンザでセカンドが欠場するというアクシデントに見舞われた日本の初戦は残念ながら敗れてしまいました。
後半戦に強豪との試合が集中している日本にとって、メダル獲得のために序盤戦はこれ以上落とせないという大変厳しい状況に。
なんとか頑張って欲しいものです。

The Shot

今大会の優勝候補の筆頭にもあげられるカーリング大国・カナダのスキップの「ジェニファー・ジョーンズ」のミラクルショットを紹介したいと思います。今までに見たカーリングのショットの中で最も興奮した素晴らしいショットです。

舞台は2005年のカナダ国内最大級の大会の決勝戦。
ジェニファー・ジョーンズ率いるチームは最終10エンドを迎えて4-6で負けていました。

もし仮に2点取ったとしても同点止まりで、相手が有利な後攻を持って延長戦に突入すれば負けは必至です。
絶対に3点を取らなければならない状況下で迎えたジェニファーの最後のショット前の状況が以下の図です。

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(wikipediaより http://en.wikipedia.org/wiki/File:Joneswinningshot.PNG)

赤がジェニファーチームの石。2点負けている状況なのに中央には相手の黄色い石がNo.1として鎮座しています。
これをハウスの外に完全に弾き出さなければなりません。

ぱっと見て思いつくのは右からぐっと曲げてハウスに侵入して中央ストーンを弾き出すショットですが、手前にガードの石がたくさんあるために、仮に右から曲げてNo.1に当たったとしてもハウスの外に弾き出せるほどのスピードで当てるのは無理です。

そこでジェニファーは左の石を壁のように使って中央に侵入するという難易度の高い離れ業にチャレンジします。
それが図の黒い矢印の軌跡です。

実際のショットがこちらです。
4分44秒ぐらいからどうぞ

2005 Scotties Tournament of Hearts Final - YouTube

まさにミラクルショット!
決まった後の彼女達の喜びようや実況・会場の興奮っぷりも感動に拍車をかけます。

これだけの実力の持ち主ですが、ジェニファー自身はオリンピックに出場するのは今回のソチが初。カナダは国内に強いチームがたくさんありすぎてなかなか予選を勝ち抜けないんですね。カナダがいかにカーリング大国かということを物語ってるのではないでしょうか。

弁護士という別の顔も持つジェニファー・ジョーンズ率いる強豪カナダと日本の対戦は2/15(土)14:00からです。
土曜日昼間なのでぜひ皆さん観戦して欲しいです!